不動産科学専攻報第2号(平成5年9月発行)に掲載された自己紹介

 この名前を見て間違いなく読めた人は数少ない。また、口頭で伝えて書けた人はほとんどいない。この名字は富山県高岡市が発祥で、全国には100軒ほどが散らばっていると聞いたことがある。元来は、商売をしていた「魚酒(うおさけ)」がなまって、「うおざき」に転じたと名字の由来が伝わっている。

 現在の酒好きはこの辺りからきているのかもしれない。

 1963年に東京で生まれたが、父親が所謂「転勤族」であり、小学校は石川県金沢市、中学校・高等学校は愛知県瀬戸市で卒業した。その後、日本大学に入学し大学・大学院をとおして10年間大学で学んだ。この間、多くの先生方のご指導を受けることができ、有難くも本年3月に博士(工学)を授与された。4月からは助手として奉職し、研究活動と事務処理を並行しながら日々を過ごしているが、まだまだ不慣れなために時間ばかりが不必要に流れていってしまう。本学にも2部があった頃は、今の倍以上の労力がかかったと小嶋先生にお聞きし、まだまだ精進が足りない自分を反省するこの頃である。しばらくは段取りの悪さ・不手際で先生方・院生諸君にご迷惑をおかけするかもしれないが、できればもうしばらくは研修期間として見ていただけたらと、勝手に決め込んでいる。

 中学から始めた陸上競技は、短距離が専門で400Mで県大会までは出場したことがあるが、最近は不摂生のために胴回りが増え、息も続かなくなってきている。それでも研究室のマラソン大会には参加しようという意気込みだけはある。現在は趣味と言えるほど熱心に取り組んでいるものはないが、昨年の秋、庭にカマドを造ったことでたき火やバーベキューの楽しみを覚えたところである。(昨年9月に結婚し、妻の実家が2階にあるという庭付き2世帯住宅に住んでいる。)

 これまでの研究活動は「都市」の「景観」を中心に展開してきたが、今後は「不動産科学」という学際的な研究分野に対象を拡大するべく、日々を研鑚に努めている。


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